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成功はいかになされるのか? [固い話題]

物事の上達や成果、成功といったものはどのように達成されるのでしょうか。

「そんなん決まってるんやん。

きちんと計画を立て、一つひとつやるべきことをやったら

徐々に成果が出始め、いずれは成功するよ」

上のような意見は「倫理的には」正しい。

まさに学校の先生の言うことです。

親に文句も言われることもない、真面目さが一番、100%の「正解」です。

しかし「現実的には」正しくないことが多いように思えます。

例えば、楽器を練習したことのある人は同感していただけるのではないかと

思いますが、楽器というのは最初ほとんど弾けない。

全然ダメな状態がしばらく続き、ある日突然出来なかったことが出来るようになることがあります。

これを非線形性といいます。

(これに対し、線形とは一次関数の直線で先ほどの「正解」はこの線形性のことを主張しています。)

成功までの描く軌跡は得てしてこの楽器の例のように非線形なことが多い。

しかし残念なことにこの非線形性というのは我々の脳は理解できるようにできていないのです。

何かを習得しようと計画を立てるにしても、

必ず最初の1ヶ月と次の1ヶ月の伸び幅は同じであることを前提にするはずです(=線形性)。

でも実際は最初の2ヶ月の伸び幅よりも次の3ヶ月目の伸び幅の方が

大きいことが多いので、思った成果を上げられていないと感じ、最初の方で

諦めてしまうことが多いのです。

ですので「諦めなければ夢は叶う」という格言はある意味正しい。

ほとんどの人は線形性を前提にしているため、叶う前に諦めるからです

非線形性が理解できない実験として有名な次の問いを考えてみましょう。

「新聞紙を100回折りたたむと厚さはどのくらいになるでしょう」

少し考えてみてください。





多くの方が数mや数十mと答えたのではないでしょうか。

詳しい計算は省きますが、実は100億光年以上になります。

100億「光年」ですよ。

想像を絶する厚さです。

指数関数的(もちろん非線形関数の一種)に厚さが大きくなるため、

1次関数の増え方とは比べものにならないのです。

まあこれは極端すぎる例でしょうが、

いずれにしても「成功の非線形性」という概念だけでも理解しておくだけで

相当役に立つのではないかと思います。



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タグ:成功哲学
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